2009/06/24

ウッドハウス、ばんごはん、火事

午後、『プリーズ、ジーヴス』を読んでいると突然眠くなって動けなくなる。
これは、何?ウツの一種なの?違うと思うけど。
『プリーズ、ジーヴス』は、『バジル氏の優雅な生活
』好きの人ならまずはまるだろう。
原作はイギリスのユーモア小説、ウッドハウスシリーズ
。このばかばかしさ、どっぷり浸りたいが1冊2000円超えかぁ…。文庫化を切に願う。

晩ご飯。
ラー油がけ蒸し鶏ときゅうり、オクラ、わかめといんげん、トマトのサラダ。好みでポン酢やごまマヨネーズをつける。豚大根。

近所の火事を見に行く。
道路予定地そばのイニョウ地から煙があがる。無人の家のように見える。不審火。
消防車のホースが力強くうねって丸く張っていく。
樒が強く香る暗がりを、猫のシルエットが走り抜けていった。

チヂミが食べたいと言う家族と一緒に遠回りしてニラを買ってかえる。
今日は甘エビとニラと甘唐辛子入り。
チヂミを焼く音に誘われて、雨がやってくる。

続きを読む "ウッドハウス、ばんごはん、火事"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/06/23

『からだのメソッド』矢田部英正

「阿修羅展」のポスターをみたときに「懐かしい」と感じたのは
10年以上前に、この仏像のたたずまいに惚れ込んでいた矢田部英正さんからいただいたポストカードを持っていたからだった。
矢田部さんの主宰する「武蔵野身体研究所」とはかなり長いおつきあいで
彼のつくるコルプスの椅子は、私の書斎の主役になっている。
座り方、体の緩め方、身のこなし、たたずまいについてetc.たくさん教えてもらったことがあるが、
特に、きもの姿が板につくために、矢田部メソッドはとても有効だった。
腰紐を骨盤をしめるように使うことで、着崩れはまずしなくなった。
歩き方も静かになった。それは丹田に重心をおいて、膝を少し曲げたまま静かにあるく、ということなのだけれど
たたずまいとは体の動作の与える印象なのだな、と深く理解できたことは、財産になっている。


少し前になるが、その矢田部さんから新著『からだのメソッド』をお送りいただいた。
これが、よい。

続きを読む "『からだのメソッド』矢田部英正"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2009/02/07

空美ちゃん出てきた〜!

ダ・ヴィンチの見本誌をぱらぱらする。
「!!!!」
山岸凉子先生の『テレプシコーラ』でもう二度と現れないかと思っていた空美ちゃんが
と、とうとう、とうとう出てきた!
ひゃー。
空美ちゃんのことが気になっていた人たちは早く黄色い表紙のダヴィンチを買って!

一日ぼーっとするか、と思っていたら、約束を忘れていただけで、
結局一日中動き回ることになった。
体の端っこと腰がおどろくほど冷たいので
隙間時間でゲルマニウム浴にかけこみ、もたせる。

ラストは早稲田大学の川原先生との打ち合わせで終了。
助手の白木さんともども、びっくりするくらい感じのいい人たちだった。
おっとりしているけれど、仕事はきちんと仕上がっているタイプの人たちだ。
世の中にはひねくれていて、人生を楽しもうとせず、感じの悪い人もたくさんいるのだろうけれど
優秀で、育ちもよくて、努力も惜しまず、感じがいいという人がたくさんいる。
お湯につかったような気持ちでバスにゆられて帰る。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/12/10

よしもとばなな「彼女について」

よしもとばななさんの『彼女について』を読み終え、慄然とする。
一言で言うなら「こういうことをこんな風に書いてしまえるのか!」ということ。

西の魔女にメールを出すと、すでに買っていた。
こういうものごとは思ったときにもう通じてしまっているのだな。

今の世界と薄紙をはりあわせたようにある別の次元の世界のことが感覚的にわかる人なら
この本のことも、こういう成り行きも分かってもらえるはずだ。ああこの世の中というものは。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/17

『見知らぬ場所』ジュンパ・ラヒリ

一糸ごとに織り上げるように優しいのに、かみそりでスパッと切られる。
期待を裏切らず、それ以上のところをぽーんと飛んで行く。
インド系作家ジュンパ・ラヒリ。

最新作の『見知らぬ場所』は二次審査なしでオコナー賞を受賞したという。
当然だろう。
巻末におさめられた連作「once in a life time」何度でも胸が痛くなる。
2300円と少々お高く感じるでしょうが絶対に「買い」の一冊です。
小説が好きなら、買え〜

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/09

はああ〜、幸せ

この間、神保町を通ったついでに本を大人買いした。
アマゾンも便利だけど、書店では東京堂書店が群を抜いてすき、というよりも尊敬している。
ベストセラーだけをやたら平積みするようなことをせず、いい本を平等に並べている。
全体に良識ある品のよい感じ。そして、書店員さんのリファレンス能力が抜群に高い。
店長さんなんて百人一首のように店中の本の居場所を知っている。
だから、同じ本を買うのでも、充実した気持ちになる。
たっぷり買って自宅に送ってもらった。
家に届いた箱の中からジュンパ・ラヒリの新刊を持って移動の合間に読み出す。
とても好きな作家の新刊が、好きな装丁で手の中にあって。はああ〜、幸せ。
仕事の移動が楽しくなる。

昭和東京散歩」も楽しんでいる。移動の時に「おお、昔々ここには…」とか見ているわけ。

昼間、隙を見て筆を握る。ひさびさに先生について書道の練習を始めることにした。
自分はうまい、なんて思った瞬間に下手になるから我を排除してひたすら手本を真似る。
言語化できない体の感覚をくりかえし、くりかえし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/08/02

R25和歌ネエの『酒肴道場』が文庫になります

和歌ネエとしてR25で連載していた『酒肴道場』が文庫になります。
本当かな?と半信半疑だったところから、やっと現実味を帯びてきたのでご報告させていただきます。
秋には店頭やamazonでお求めいただけるようになる予定です。
ぜひよろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

2008/07/28

鶴岡への旅、アドバイス

大先輩の北尾トロさんより鶴岡情報の問い合わせがくる。
この夏、藤沢周平を巡る旅をするとのこと。
お休み中の鶴岡友達(情報通)に電話をし、最新ランチ情報などを取材し、メールする。

トロさんに提供した情報をまとめておく。
【鶴岡市観光連盟】
http://www.tsuruokakanko.com/tsuruoka/fujisawa/index.html
ここが藤沢周平関係では一番親切な案内のよう。
【庄内をあそぼう!】
http://kankolog.jp/shonai/
お店やお祭り、花火大会関係、グルメ情報はここが今一番使えるそうだ。
【オリジナルマップ】
せっかくだからまとめてみたマップ。グーグルのマイマップの使い方の勉強ができ、自分のためにもちょうどよかった。

【注意点】
鶴岡を旅するときの注意点は、バスやタクシーに頼るならスケジュールをかっきりきめておくことだ。
本数がすくないし、気ままにうごくことができないので、本音でいうならバス・タクシーはあまりすすめたくない。
空港や駅でレンタカーを借りてカーナビで動くのが一番小回りがきくと思う。
物価については、東京と比較するとかなり安いので、食事の予算も少なめにみつもっておいてよし。
ランチタイムはコアタイムしか動いていないので、時間のずれた食事をしたいときはあらかじめ店をねらっておくこと。
電車をつかって鶴岡に向かう際は、海側の席をとること(下りのいなほの場合は進行方向左がわ)。

私自身も今年は8月と9月にそれぞれ帰鶴の予定が決まった。楽しみなのだ!

| | コメント (0)

2008/07/26

畑の学校と『居眠り磐音』

甲府は地獄の釜のような暑さだ。
その代わりに、果物がおいしい。
朝、畑からいちぢくをもいできて朝ごはんにする、とか、
畑で野菜をもいできて夕飯、とか、贅沢をしております。

P1000019

P1000002

もぎたての赤唐辛子は辛みが違う。
オクラのとげも、本気です。むしろ、うっているオクラがどうやってあんなに柔らかくできるのか分からない。

P1000009

今年から畑にはアピオスが植えてある。
葛の花に似た花がかわいいのだけれど、摘まないといけないそうだ。

朝は8時ちょうどで蝉が鳴き出し、外に出られぬ暑さになる。
それまでに師匠たちは畑をすませ(4時から働いている)、
日中は車に乗る外の用事か、昼寝、読書など。みんな、ごろごろ。
私も黙々と『居眠り磐音』シリーズを読む。
久々に時代小説にはまっているのだ。
今、白鶴太夫が吉原を去るところ。
佐伯泰英、食べ物と戦いのシーンのメリハリが利いているところがポイントだなぁ。
池波正太郎が好きな人はぜったいはまると思う。
居眠りシリーズは28巻まで出ているので、しばらくは読み続けられそう。幸せだ。

日が傾くと、熱々の釜を冷やすように
ざざーっと涼しい風が吹き渡って、みんな息を吹き返す。
本当に暗くなるまで畑でもうひといき。
そして、ばんごはん。

| | コメント (0)

2008/07/04

新宿ベルク、閉店の危機

私の知り合いにベルクファンは多いと思う。
新宿東口のコーヒーやらビールやらカレーやらちょっとしたつまみやらがおいしいところ。
あんなに繁盛しているのに、ルミネさんから撤退要求されているらしい。
(そういえば、ルミネの中の和装小物屋さんも撤退要求さえてたな。古いところを追い出して、テナント料をあげたいのかしら、と勘ぐった次第。JR、馬鹿だ)
以前取材させていただいたご縁で、店長さんから下記の本を献本いただいた。ありがとうございます。
※店長さんと思っていたら、副店長さんでした。迫川さん、ありがとうございます。

どの駅で降りてもチェーン店…っていうのは、いや。
本当につまらないと思う。
ベルクファンも、ベルクファンになりそうな人も読んでみてね。
どうもけっこうな勢いで売れているらしいの。

| | コメント (0)

2008/04/05

石井桃子さん逝去

石井桃子さん、101歳での大往生。

いしいももこ/ぶん
や、
石井桃子/訳
の背表紙が今でもくっきり目に浮かぶ。
離乳食のようにほんの小さな頃から栄養をたくさんもらった、と思う。
なんだかそれはひなたくさい幸福の記憶だったような気がする。

桜吹雪と一緒に心に吹き込む一陣の風。
ありがとうございました。

昨年100歳を迎えられたため、たくさんの雑誌で特集を組まれた。
中でもおすすめは、光村図書の「飛ぶ教室」11号。
晩年も、ものすごい量の読書で、いいものとよくないものをぱっぱっと区別していくような
明瞭な頭脳だったそうだ。

| | コメント (0)

2008/04/03

明日の広告

先週は、ずーっと気になっていた『明日の広告』をやっと読んだ。読み出せば1時間で読める。手に取らなかったのはまったく怠慢でありました。
人が広告に遭遇する方法が全く変わったことで、何がおこっているのか?ということと
新しいこの状況で何ができちゃうのか?という、実はわくわくするような状況説明を
わかりやす〜く書いてある。
これは、新しい国境の世界地図を手に入れる感じや、
新しい地下鉄の載った地図を買う感じにに近いかも。
横文字と理系言葉が並びそうなところは避けたいあなたもこれなら大丈夫!(何が?)

コミュニケーションデザインって何〜?という疑問がすーっと腑に落ちる。
著者がブログで「もっとコミュニケーションデザインしたいなー」と語る理由もわかる。
だって、これなら楽しいもの!みんなが集まる公園をデザインするようなことなのだ。
広告を通して、今まで以上に人生で忘れ得ぬ体験をプレゼントできる可能性があるということ。

本の中では強く言及されていないが、テレビがつまらなくなった理由もなーんとなくわかった。
能力のたかい人たちが総力を挙げて架空の「お茶の間」(実はもう子供と老人しかいない)に向けて
延々と番組を作っているってことなのだ。もったいなーい。
実際、テレビの方達は盲目的なまでに視聴率命!という印象だ。
テレビ局に行くと、廊下やエレベーターやあちこちに「何月何日放送のこれこれの番組の視聴率は@%!」という張り紙がしてあるし、「どんなにインターネットが増えたと言ってもやっぱり視聴率は社会の鏡」っていう感覚はゆるがない。
強力な視聴率信仰、刷り込み教育を施すのだな、という印象があった。
それが結果としてテレビの権威にしがみついていることになるのかな。
あ、視聴率の取り方(採取方法)を変えればいいってことか。
ワンセグのカウントができるようになれば、変わるんだろうな〜。
機械が嫌いで薄いのが至上主義だった私がワンセグケータイに乗り換えるのを決めたのも、
どこでも「ちりとてちん」がみたかったからだし。ぶつぶつ。

本は、読了後、アパレル系の会社を立ち上げるオーサワに回っていった。
アパレルも売り方が狭くなっているので(ブランド名が意味をなさなくなりつつあるらしい)
広告戦略は死活問題なのだろう。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

4月のつぶやき

「TRANSIT」ゲラ直し。苦労してかいたわりに自分の原稿のまずさに心の底からがっくりする。
でも全部直しているわけにはいかないので、なんとかやりくりする。
坂東玉三郎さんのインタビューがのって、4/下旬に店頭に並ぶ予定です。

文学賞の下読み原稿、届く。もうこの季節。
今月は暇かな?と思っていたけれど、この仕事があったね。読まなくちゃ。

それにしても、今年はまったくセンバツに気持ちが向かない。
どんなにチャンネルがあってもみたくないの。なんでだろう?

晩ご飯、
ほうれん草とひじきの梅醤油和え、
ブリの西京漬、サバのみそ煮(このふたつはお昼ご飯のお弁当屋さんが魚を入れ忘れたのの埋め合わせ)
のらぼう菜のおひたし。
のらぼう菜のべらぼうなうまさに驚く。ゆでるだけで塩も醤油もいらない品のよい甘さ!

| | コメント (0)

2008/02/12

文学全集を買う(希望)

件の胃の痛みは、ウイルス系の急性胃腸炎だったみたい(医者に行った)。
会食の約束があるので、家族には強いて「まったく調子いいけど」と言っておく。
でも、せり上がってくるものが…って、つわりか!

今年の還付金の使い道、コレなんかどうかなと思っている。刊行時に話題になって気になってたんだけど、三月末までに全巻予約すると、ちょっとだけ安くなるのだ。
(くわしくは、ココを。
魅力的なラインナップです。)

引っ越し準備、すすまず。
相方が、わたしの大大大っ嫌いな造花を持ち込むのをどう回避するか。
ことインテリアと音楽に関してはまったく趣味があわないのがやっかいだ。
私にはゴミにしか見えない、あのアートフラワーとやら。
そして音楽に至っては、とほほ笑いを浮かべるしかなくて…夏(これだけで分かるヒトだけ分かってください)。

| | コメント (0)

2008/01/23

おじさんの着ぐるみ

新橋演舞場で大発奮の海老蔵を見、やんやの大喝采。そのまま銀座に流れ、天才ビールつぎ・エビさまのいなくなったライオンビヤホール(銀座7)でゆったりおしゃべりなど楽しむ。
グラスごとのエーデルピルスの泡の塩梅がばらばらなのを見ると、エビさまの不在がぐっと胸にせまってくる。もちろんエーデルピルスはエーデルピルスとしてうまかった。ここにさらなる魔法をかけるのが海老さまだったってことだ。パートでまだ働かれるということなので、まだ海老様ビールには会える。大丈夫。

ジョン・アーヴィング好きの山田さんの顔を見ていたら、
「灯台守の話」ジャネットウィンターソン/岸本佐知子
「アメリカにいる、きみ」C・N・アディーチェ/くぼたのぞみ
がとってもよかった、おすすめという言葉がするすると出てきて、(本を読んでいないような気がしていたが、)そうか、この2冊はよかったよなー、と思い出す。
サンガ新書のアルボムッレ・スマナサーラシリーズも相変わらず読み続けているのだけれど、
『苦しみをなくすこと 役立つ初期仏教3』がいよいよよい。
宗教というより哲学(ものの考え方)について、深く簡潔に記してある。全体に落ち着いて明瞭。
何度読み返しても、雪の朝のような明るさを感じる。さえざえとして、明るく、ひきしまっている。

明るかった外がやがて夕暮れになり、暗くなった。
早めの時間帯にほろよいで丸ノ内線に乗って帰る。ただしい昭和を実行しているような気持ち。
分厚いコートを着込み中折れ帽をかぶったおじさんになって家族の待つ家に向かうような…
そして帰って、おじさんの着ぐるみをきっぱりと脱いで、ばんごはんをつくる。大根葉と納豆、煮大根、さわら西京漬け、菜の花系の野菜と豚のさっぱり炒め、海苔。

仕事など片付けているうちに、お腹のあたりから強い指令がでて、床の上に転がって気を失う。
サエキさんの電話で起きるが、原稿の直しは朝で許してもらうことにして、ようよう寝る。

| | コメント (0)

2007/12/05

続いてるって!

トレ―ニング、続けています。
変化が起こった。前は、走れなかったが走れるようになってきた。多分、筋肉がなさすぎて、走っても軸ががったがたになってたのだと思う。それが、だんだんと平気になって来た。20分くらいなら楽に走り続けられる。ゆっくりだけど。何にせよ、自信がついてきた。
ひとつ自由になった感覚がする。

今日は新しいマシンの使い方を教わった。
私は不器用なので、トレーニングマシンの使い方を覚えるのに時間がかかる。
自転車だって、弟の方が先にのれるようになったくらいの運動神経だ。
いっこいっこ確実に覚えて、繰り返し体にたたきこまないと、機械になぶられているみたいになる。
しかも、前から使っている機械の使い方も訂正されてしまった。今までのトレーニングの内容はいまいちだってってことも判明。たはー。ぼちぼちがんばります。

続いていると言えば、「酒肴道場」だ。
午後、また6品まとめて撮った。この中には、多分連載100回目のメニューが含まれている。
100回だって!本当に驚き。
いつの間にかバー25もかなりの回数を重ねているはずだけど…
ちょこちょこためていくと、すごいことが起こるんだな。
途中で一回みんなでごはんを食べる。米はおとといからミルキークィーンにかわった。
お腹がゆたかになって、お茶を飲みながら女子トークで盛り上がる。

今担当の佐伯さんは、忙しい中、毎回撮影にきてくれる。
物理的に同じ時間をすごすことで、いいところにたくさん気づくことができると、ふだんの仕事もしやすくなる。好循環の生まれる仕事の仕方だなぁ…と感心。気づく人だということにも気づく。
歴代の担当編集さんはみな優秀で、いい持ち味がある方。めぐまれてるな〜。

きものは、久々に芥子に紺の格子の木綿きものを着た。帯は、水の模様の紬の帯。
トレーニングの効果は、撮影現場にも表れていて、前は途中でバテてたのが最後まで平気になって来ている。脚力…か?

晩ご飯/蓮根ステーキ、とろろポタージュ、厚揚げの炙り焼き、牛肉とベビーリーフのサラダ、大根としらすの炒め、ささみの葛梅和え

| | コメント (0)

2007/12/02

八木虎造さんと会う、プロ野球への夢

スクリプトの後藤さんのお誘いで、「ちゃんこ悠」へ。
八木虎造さん
ブロガーのコグレさん、ノオトの宮脇さん、R25のM谷さんたちと「イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました」の出版祝兼忘年会。『野球小僧』の話、なんで野球が好きなのかという話。
八木さん、相変わらずニヤニヤひょうひょうとしている。
そして、マリーアッシュの指輪に目をつける。やるなぁ。
どうやら彼女を動かす力を探っているらしい。おー。その彼女にものすごーく会ってみたい。そして女子トークがしてみたいと思った。

今、トラゾーさんのところには、「イタリアでプロ野球選手になるにはどうしたらいいんですか」という問合せが殺到しているのだという。
四国リーグで活躍中の選手からもメールが来るって…本気だ。みんな本当にプロ野球選手になりたいんだなぁ。世界のどこでもいいからプロ野球選手としてホームベースに立ちたい、という夢。
「プロ野球選手」というのは男の子の90%が多分一度は見る夢だ(今はサッカー選手なのかもしれないけど)。
今でもプロ野球選手になりたくてウンウン言っている元・甲子園球児がたくさんいるわけで、それも当然だろうと思う。
そして、いつのまにか一緒に渋谷益男に会いにいこう!という話になっていた。あら?

黒霧島が、はっ…!と思うほどおいしく感じた。
もっと飲みたい、といやしい気持ちがうごめき出したあたりで解散。みなさん、11時に解散した後、それぞれまた仕事に行くのだった。私は家に帰って寝る。

トラゾーさんに問合せ殺到の理由はこの本

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/25

水を喰う、土を喰う

畳の上に、熟れた柿に雀やムクドリがたかる影がおちる。
冬の長い陽が差し込む部屋で、こたつに寝転んで、『また会う日まで』を読み進める。
こたつの上には、ぬるくなったお茶。このままうつらうつらしてもよい。
頭がぼーっとするような、冴えていくような時間。
ああ、この時間が欲しかった。
「ちんちんさーん」とともに奇妙な人生を渡っていくジャック。

午前中は、茄子の始末をした。
まだ実を付けているのをすべてもいだあとで、枝を切っていく。
上1/4ほどが霜枯れた茄子は、2Mほどの大きな垣根になっている。
師匠も私も花粉症持ちなのだが、この茄子のほこりで目やノドがやられるのだった。
畑仕事がすばらしいことばかりではない、ということを、この1年粘膜や皮膚を通して知った。
農薬をすべからく否定することのバランスの悪さも同様に知った。

くすんだような香ばしいような晩秋/冬の匂いは、枯れた草木の匂いだ。
イチジクは、霜に当たってかじかんでしまった実が多く、とうとう実を太らせるのを諦めるだろう。
里芋も、南方系らしく、あれだけ大きく張っていた葉がすべて縮こまってかれている。
足元では、水気をたっぷり含んだ白菜と大根が張っている。
霜でくすんだ葉に鮮やかな小菊の清々しい匂い。
見渡すと、恐ろしいほどに抜ける青空を背景に、富士山がそびえていた。

茄子は芥子漬けにすると言う。
うちの田舎・鶴岡ならば、夏真っ盛りの水気を含んだ茄子を使うところだが、
果たしてこのあたりでは、終いのつまった茄子の始末にするのだ。へええ。

そもそも、ここ甲府と鶴岡では、野菜の「おいしい」という基準がまったく違う。
一番面食らったのは茄子で、甲府のおいしい茄子と鶴岡のおいしい茄子の基準があまりにもかけ離れていたので、最初はおいしい…の?と思ったけれども、だんだんと分かるようになった。
どっちもおいしい。どういうふうにおいしいかが違うってことだ。
「切る」でも、まな板の汚れ方が違う。「茹でる」でも、下ごしらえ後の鍋のお湯の色がまったく違う。
甲府の野菜は味が濃い。転じてアクも強い。その濃さの中で、旨味を味わい分けているという感じ。
鶴岡のうまい野菜とは、どこまでもみずみずしいなかに、あっさりと繊細な味がのっている野菜だという感覚がある。清水を噛み締めるような野菜の時もある。
しいて言うならば、「土を喰う」と「水を喰う」ぐらいのちがいがある。
そういえば、鶴岡ではアク抜きをしたことがほとんどない。
いわゆるアク抜きをすると、繊細な旨味が抜けてしまうからだろう。
そうなると、当然同じ野菜でも料理の方法や野菜の下ごしらえの方法は変わってくる。
味付けのむき不向きも出てくる。こういうことが面白いなぁ。

| | コメント (0)

2007/11/19

『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』

以前の日記でも書いたことのある八木虎造さん、とうとう本が出ました。
そのタイトル『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』…まんまやん!
スクリプトの後藤さんがわざわざ送ってくださいました。多謝。

さっそく読んで見ると、これがいい本でさぁ。
人と仲良くなるために必要なこと、とか
仕事のうえで必要なこと、みたいなものがたっぷりつまってる。
そして、野球バカのめくるめく世界も!
やっぱり野球っていいな〜、と素直に思った。

この本のあと、八木さんはキューバに行き、リトアニアに行き、野球を続けている。
すっごく振り抜けてる。すばらしい人生だな、と思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/11/07

またあう日まで

アーヴィングの新刊を買ったのだけれど、週末のイベントが終わるまで封印している。
またあう日まで。またあう日まで。

「普通の」と「私は」の間の揺らぎ、はじまる。
「どうして普通にできないんだ」ってとっても乱暴な言葉なんだけど
自信たっぷりで使われると、最近はむしろ感心するようになった。
普通という幻想を常に保っていられる能力。
私は、海の中の昆布みたいにゆらゆらゆれて、へらへらすることにしたので、もう「普通」に過剰に動揺しない。反発も、しない。
むかっとしそうになったら、スマナサーラ師の本(友人・りゃうこ様が編集したすばらしい新書シリーズ。第一冊目のタイトルはずばり「怒らないこと」!)の中身を反芻する。
怒りたくなったときは、自分を根拠なく偉い立場に置いているということを冷静に反芻する。でもムダに卑屈にならないように。
「怒りは自分を燃やす炎のようなもの。怒りたくなければ怒らないこと。それだけなのです」
さあ、もっともっと、しぶとく、強く、なりますよ。

| | コメント (3)

2007/10/15

朝から「毎日かあさん」に泣く

起床7:30、寝坊した。
焦げたにおいが少し混じる、冷たい空気。秋の空気は、布団の中にいるのがきもちいい。
週明けの仕事を始め、つい読み出してしまった『毎日かあさん出戻り編』で朝から泣く。
人が、欠けていてはいけないことは、誰かを心から思う気持ちだ。ぐすん。

| | コメント (0)

2007/10/10

和歌ネエの朝ご飯は1-2ステップで3分

071009234430

朝から家の仕事をして、昼からは「R25」の撮影で、その合間の雨上がり、
ふと香ってきた秋の香り、キンモクセイであった。
スーパーには新米が並んでいる。
豊かな秋が香り立ってきたな。
うれしくなってちょろちょろ歩く。さぼり、息抜き。

和歌ネエが「R25」にいただいたテーマは「朝ご飯」で、編集さんは、プロセスがなさ過ぎて絶句していた。
だって、少しでも寝たい一人暮らしの朝ごはんにそんなにプロセスの多い料理できない。
「3ステップで5分」を「1−2ステップで3分」に短縮。編集部の期待には、おおむね応えられたと思う。

撮影のあとは原稿、原稿。
隙を見て夕飯をさっとすませる。新米、銀だら塩焼き、ぬか漬け、ほうとう、ちょこっとキムチ。
直後、来客・打ち合わせ。ウェブディレクションについて。
本当のところ、そんなに自分は興味のないことだけれども、相手の熱につきあうようにして素人の感想(意見のレベルではない)をしゃべる。
簡単なことを難しいことばで言わないで欲しい、ってこと。そのあとはまた原稿を。

| | コメント (0)

2007/09/13

『岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室』

ここのところ、肉と砂糖が過多だなぁとは思っていた。
疲れと御馳走がつづいたところに、
運動不足が重なり、ちょっと口の周りがぶつぶつしてきた。

私は徹底したマクロビはやらないけれど、
体調に応じて解毒メニューとして取り入れることはある。
中でも、「玄米クリーム」は、不思議なんだけれど、
食べている間から、みるみる汗が出てくる。
さらに、お通じはよくなるわ、なんだわで
とにかく体がすっきりするのです。

私が参考にしているのは岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室のレシピ。レシピに忠実に作るのがポイントのような気がします。
「あれは食べちゃダメ」と否定形からアプローチするストイックな本が多い中、
これは、ポジティブで、タイトルどおり「ハッピー」な空気に満ちている。
これで1000円なんて、安すぎる…
この本、実は友人が手がけており、だから贔屓するというのではないんだけれど、斯波G仔の構成・ライティングがすばらしく、思わず電話して「いい仕事したね〜!」と伝えた。いつもスタイリングでお世話になるたかはしよしこちゃんの仕事もよい。

実は、この本は、最初に献本でいただいたのを、パラパラっとしてしばらく伏せて置いていたのだった。なんとなく気が進まなくて。
それが、ある日、なんとなく読みたくなって、そうしたらとてもよかったのだ。
本でも、人でもそうなんだけえど、入ってくるときと入ってこないときがある。
それは出会いのタイミングというもので
自分が取り込めるときに、ずーっと飲み干して受け止めればいいんだろうと思う。
なので、私は人に勧めた本の反応がイマイチでも、あんまり気にしない。

【おすすめ本】
岡田恭子のハッピーマクロビオティック教室』日東書院
※これ、好評で、もうすぐ続刊が出ると言うことです。G仔とよしこちゃんのいい仕事が、また、見たい!

| | コメント (0)

2007/09/07

「船を建てる」復刊

気圧が大きく変わるのが苦手だ。
午前中、頭痛…と思ったのが眠気になって、ばったり倒れるようにねてしまった。
目が覚めてから、ざーっと仕事をして、池袋イルムスの安カフェへ。
台風の合間を縫うように
「平日の昼に、仕事を抜け出してお茶する」女子三人の集い開催。
この集まりのリッチさに共感していただけるかどうか。
「昼、さっと会ってお茶するのっていいよね」「なんか、いい」「うんうん」
メールですませるのではなくて、顔を見ながら女子の会話をできることってとってもリッチだ、と感じるお年頃になったのかしら。

そのまま新宿界隈に足を伸ばして用事をすませる。デパート、本屋、食材屋。
船を建てる』の復刊に、涙ぐむ。
あのころ、憧れた、大好きな世界。
未だにコーヒーも煙草も苦手だけれど、コーヒーと煙草という二匹のアシカが大好きで。
そして、「シニカルヒステリーアワー」の大人版という、ある意味悪夢のようなマンガも出ていた。
しーちゃん、いちろーくんとみちこさんの現在が気になる私である。

ひたし豆、豆腐と茄子とピーマンの中華風炒め、豆腐と新生姜の吸い物、漬け物、サラダ。
玄米がおいしい。缶ビールを開けた。
アサヒのプレミアムビール、あなどれないうまさ。

| | コメント (0)

2007/09/02

「安閑園の食卓」辛永清

「安閑園の食卓」辛永清 読み終わる。
料理の先生が貸してくださった本。もう絶版とのことだが、絶版にするには惜しい、戦前台湾の上流階級の暮らしと食文化について語られている。結婚を機に日本へ渡り、亡くなるまで料理を教えた著者が子供時代を過ごした台南には、まだ台湾と大陸を隔てる感覚はなく、よき中国の面影がある。
巨大な敷地の中に果樹園や畑を持ち、
使用人を使って牛や豚、鶏を育てて、朝は市へ主婦自ら新鮮な海の幸を求めに行き、
大家族と使用人の毎日の食事を整える…。
ほんの数十年前には、すぐ隣国にこんな暮らしがあったんだなぁ。

| | コメント (0)

2007/08/27

「サマーバケーションEP」古川日出夫

サマーバケーションEP」を読む。
ある夏の日、他人の顔を識別できない障害を持つ主人公が、神田川の源流から海まで歩き、その時々で、仲間と出会い、別れていくという、それだけの話。ただそれだけの話が、はじけるような夏の輝きに満ちている。

夏休みの朝の光がまったく違って見えたこと。
はじめて保育園に置いて行かれたときのおっかなくも冒険にあふれたきもち。
燃えるような夕焼け。孵化途中のセミ。日焼けする皮膚の熱。深まっていく秋のにおい。雪の朝。
自分自身さえも生まれ変わったような、まっさらな感覚。
ぷつぷつと細胞が生まれてくるように、その感覚が広がっていく。
8月に読むのにふさわしい本。

いつもながら古川日出夫さんの文章は、「はじめて世界に出会ったときの感触」を再現してくれる。すばらしい。

スニーカーみたいな色遣いの表紙もかわいいの。
表紙はここで。サマーバケーションEP

| | コメント (0)

2007/08/21

週刊ダイヤモンド「ほんのひと肴」第二回

昨日発売の「週刊ダイヤモンド」、連載の第二回目が掲載されております。
「ほんのひと肴」というコーナーです。今回は「鯖」がテーマ。
R25とはまた違った切り口で食べ物を扱ってます。ごひいきに。
http://dw.diamond.ne.jp/index.shtml

| | コメント (0)

努力は運を支配する「宿澤広朗 運を支配した男」

2140661


「宿澤広朗 運を支配した男」を読む。
宿澤広朗という方は、名前を知っている人には今更何の説明もいらないだろう。

私を含めたスポーツ音痴、ラグビー音痴の方向けに説明すると、
「ラグビー史上にのこる名プレイヤーであり、ラグビー日本代表の監督を務める傍ら、三井住友銀行で破格の業績をあげた。54才という異例の若さで取締役就任するも、登山中に心筋梗塞を起こし、急逝。三井住友のドン・西川 善文もその死を惜しんだ」…というところだろうか。細かいことは間違っているかもしれないけれど、要は、頭と運動神経が抜群によく、若いうちからラガーマンとしても金融のスペシャリストとしてもトップを極めたスーパーヒーローってことだ。

この人のスーパーマンぶりを紹介するノンフィクションやドキュメンタリーはたくさんあるのだが、なんだかちょっと手が出なかった。ラグビーのルールが理解できていないうえ、途中まで理解するとアメフトと混じるというのもある。それに、そもそもが偏屈なので、波瀾万丈的にショウアップしようとする意図を感じると、敬遠してしまう。
とはいえ、「宿澤すげえ」と言い続ける家族の言葉は気になっていた。
そこで「宿澤広朗×加藤仁」という組み合わせにピンときたというわけだ。

続きを読む "努力は運を支配する「宿澤広朗 運を支配した男」"

| | コメント (0)

2007/08/01

もたない

Dsc00846

まだ梅雨もあけていないのに8月。
まだ梅雨もあけていないのに、夏バテ…?

もちません。
いろんなことが。
朝から仕事をしていると、3時には電池切れ。
床に落ちて、ぐー。
できる予定のことが半分くらいしかできない。
でも本当は、バテているのではなくて、今自分が傷ついているのだ。ということも知っている。
嫌な思いをした、理不尽に痛い思いをした、その奥で、深く傷ついている。
昨日、友人から来たメールで、そのことに気づいた。
自分を低く評価するトラップにはまらずに、じわじわ回復しよう。
自分の内の大事なものは、自分にしか育てられない。

5分つきごはん、豆腐と野菜のひじき焼き、
うなぎ白焼き、酢昆布、揚げ野菜の煮浸し冷やし、
きゅうり甘酢漬け。
晩ご飯をつくりおえると、食べる方はぼんやり。
布団に落ちて、ぐー…と思ったら、まだエプロンをつけていた。
はずして、歯をみがいて、寝る。

ここのところ、新しい小説家キャンペーン。
井上荒野さんをまとめて読んでいた。yorimoの連載小説が面白かったのでさかのぼり読みだ。
「あれの」という名前をつけるなんて、キリスト教信者なのかな?と漠然と思っていたら、
父親の井上光晴さん命名だった。本名なのか! しかも先輩だった。
小さな大学を卒業していると、卒業生の名前を見かけるだけでどきっとする気がする。
わたしだけではなくて、みんなそうみたい。
社会に出て、先輩や後輩に出会うと「まぁなんと珍しい…」という気になるようだ。

昨晩は、西加奈子さんの小説を初めて読んだ(なんで今まで読んでなかったんだろう?)。
なんと、きまじめな…と思った。
そして、大阪や京都あたりの言葉は、いいものだな。とも思った。
肩に力がはいらないので、息苦しいまでにきまじめなものを、噛みやすくふわっとさせる。

今日は朝から打ち合わせを入れたので、その前に原稿をあげて、
打ち合わせの後はユーガにお茶だ。それが目標。
さ、ほうじちゃをのむぞ。

| | コメント (0)

2007/07/30

「週刊ダイヤモンド」発売日

今日発売の「週刊ダイヤモンド」
意外な人が買いに出かけてくれた。
それは弟です。
一応プロなので、粛々としていたいのだけれど…
人気フリーペーパーにも毎週書いてるんですけど…
まわりに喜んでくれる人がいるというのはありがたいことだと思う。

「まがりなりにも実力ねえ人では書けねえような雑誌だろ?ダイヤモンドなんて、有名じゃん」
いや、本当に運がいいだけなんだよ〜、と口ごもる私を尻目に
ビジネス誌に載ったということが
経営者である弟にはインパクトがあるらしい。
「いま八文字屋書店の前ださげ、買ってくる〜」
ノリノリである。作業服を着た180cmのアンちゃんが
書店の中をがに股で闊歩している風景が目に浮かぶ。
「ねぇぜ?姉ちゃん」
あんた週刊ジャンプのあたりで探してるんじゃないの。
経済誌!経済誌!頼む。よく探してください。
「あ、そっか〜。経営・経済のほうの。
これだがな〜?いや、明らかに違うの。日経?日経ビジネス?」
いや、あんた、さっき自分で「有名な雑誌」「ダイヤモンド」って言ったじゃん。
ビジネス誌との縁遠さがびんびん伝わってくるんですけど?
「ン〜、ねーの。いいや、コンビニで探してみるっ。じゃーのー。」
えええ?【書店<コンビニ】なのか?弟よ。
通話のとぎれた携帯を手に、「週刊ダイヤモンド」だよ…と弱々しくつぶやく姉であった。

そんな弟だが、運がいいだけの私よりもずっとがんばっている。
実家の水道屋をついで、経営改革にとりくんでいるのだ。
既存のやり方、業界のしがらみ、銀行とのつきあい、先代社長(父)とのぶつかり合いetc.
ゼロからのスタートではなく、むしろマイナスからのスタートの中で
自分らしい経営のあり方を模索している姿を見ている。

弟が得意げに切り出した。
「実は俺、ブログやってんなや。けっこう評判いいあんぜ。」
…知ってた。だいぶ前から読んでる(あまつさえ、知人に知らせたりもしている)。
「おいおい、水くせえっ!どうせ姉ちゃんも何か書いてんなんろ。
相互リンクみてえなやつ?貼ろぜ〜」
とのことで、ご紹介申し上げます。
「プロフェッショナル」
http://mizuho2525.exblog.jp/
素直にがんばる。真摯に取り組む。そんな姿勢の一端が伺えます。
初心を忘れそうになったときに読むと
背筋が伸びるブログであります。

| | コメント (0)

2007/04/28

文学賞と好景気

文学賞の下読みは、
毎年間に合うかどうかのプレッシャーが激しく
(特に今年は地方統一選挙までほとんど
手がつけられなかったのでどきどきした。正味5日!)
最後はどれを通してどれを落とすか、
ぎりぎりまで真剣に悩む。頭がごりごりになる。
一昨年、去年と、受賞作「となり町戦争」と「でかい月だな」が1読目に入っていたこともあり
今年もひょっとして…という期待がある。
期待できる作品がいくつか入っていた。2読目(2次予選)も楽しみ。

そういえば、読んでいて、好景気はほんとうかも、と思ったことがあった。
20代〜30代の求職中男性の投稿がぐっと減ったのだ。
執筆にはある程度まとまった時間が必要なので、
どうしても、失業中の人や退職後の人の投稿が一定量を占める。
去年までは、小説もいいけどハローワークに行った方がいいんじゃない?
という屈折した投稿作が多かったのが、今年は減っていた。
投稿者のプロフィールの一覧から見えてくる社会的な傾向は確実にある。
10代の芥川賞受賞者が出たときは、やっぱり若年層の応募が増えていたし。
データにとらわれるのは意味がないけれど、読み取るものがあるのはおもしろいと思う。

通過作と落選作を分けて、段ボールを宅急便に乗せたのが〆切当日の午前中。
ほんと、トゥデイ便ってありがたい。
クロネコバンザイ!と叫んだのち、過緊張の身体を自力整体でじっくりほぐし、
風呂に飛び込んでインタビューにでかけた。
おかげで身体はゆるんだが、疲れも一気に出て、ねむいの何の。
夕方一度昼寝した。

薄れゆく意識の向こうで、ファックスがぴーぴーなっているのが聞こえる。
「GW中にやっといてね(ハート)」のお仕事のファックスだろう。

| | コメント (0)

2007/03/17

いしいしんじ「みずうみ」

「発売が待ち遠しいかんじ」って
しばらくぶりの気がする。
いしいしんじさんの『みずうみ』が書店に並びました。
このあいだ、Gさんの結婚式でひさしぶりにご本人にお会いして
『みずうみ』のことを聞き…
とどのつまり、「みずうみ」に、かつえていたのです。

ぱらぱらめくる(ふだんはしないのにしてしまった)と
慎二、園子、ボニー
という単語が目に飛び込んできた。
これは、ここの日記が事実に基づいたフィクションであるように
フィクションの慎二さんであり、園子さんであり、ボニーさんなのだろう、と思う。
これから読む。
「幸せな時間が始まるよ、始まるよ、幸せな時間が」と
芋たこなんきんの藤山直美さんのマネの口調でつぶやいてみる。
トークイベントのチケットももらえたので楽しみにしています。
にひ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/03/08

母を捨てる

寝る前、安達千夏『見憶えのある場所』読む。
自己実現を誤ったまま、前に進めない母を捨てる娘の話。
母と娘の相克問題を抱えている人なら胸をつかれるに違いない。

季節が変わったのか、柔らかいパンが食べたくなくなった。
この間まではブリオッシュがおいしい感じだったのだけれど
今日は断然フランスパン生地。
ネコの名前のついたパンやさんで
チーズ入りと、じゃがいも入りと、ベーコン入りを買う。
晩ご飯は、ほうとうの予定。
これも夜が暖かくなったら食べたくなくなるんだろうな。

ほこりっぽくなったり、うるんでみたり、ぎりぎりと締まってみたり。
ほどけたり、つぼまったりしながら、空気が春になじんでいく。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007/03/04

読書メモ

「世界屠畜紀行」打澤旬子(解放出版社)
動物と肉、世界中の屠畜のルポ。もっと早くよんどけばよかった。
北尾トロさんとこのイベント行けばよかった。

「真鶴」川上弘美(文藝春秋)
言葉の力。まじないに近い力。まだ消化できない、煮詰めた味の濃いもの。

「グレート・ギャッツビー」(春樹訳のほう)
喪失についての物語。やっぱり好きだな。

「おんなの窓」伊東理佐(文藝春秋)
ダメさの見せ方がエンタテインメント。
りさたん、大先生なのについつい自分の姿を重ねてしまう。

「ひとがた流し」北村薫(朝日新聞社)
やさしさを小説にしたら北村薫だ、と再認識。
ラーメンズの片桐さんは、高校で彼に国語を習ったそうだけれど、嫉妬に近い気持ちを覚える。

「5」佐藤正午(角川書店)
ひさしぶりに恋愛小説も。途中。

「無銭優雅」山田詠美(幻冬舎)
栄美さんはいつも、作品世界にすっと入れない。
匂いが強くて、でもなじんでくるとそのゴージャスさがいい。

「一瞬の風になれ」佐藤多佳子(講談社)
3巻ものなので買いしぶっていたことを心から悔やむ。好きな作家は出たらすぐ買おう。
読書中、なんどか泣く。

ガルシア・マルケスの新潮社のシリーズ
この作家さんも好きです。具体的な書名が手元にない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/10/17

岡本敏子『奇跡』を読む

(メモ)
ずっと読もうと思っていた『奇跡』を読んで、ひどく得心する。
「男の人が、哀しくて、愛しい」という女の感覚。

セックスレスにはセックスレスの理由や言い分があるだろうけれど
なまめかしくない男女関係なんて実につまらないし
変になまめかしいしつらえだけで、その実、それぞれが妄想世界に浸っているようなセックスの貧しさを私は寒々しく思う。
きちんとした社会人もいいけれど
まず、豊かな男と女であるのがいいなぁ、と
そのように思ったのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/08

11月5日 セキグチさんの特徴

見本誌が届いた『ダ・ヴィンチ』と『anan』をぱらぱらめくる。
真っ先に読むのは山岸先生のバレエマンガ「テレプシコーラ」。
面白い。さすが面白い(新しい単行本は今月の模様)。
『anan』はジェフリー・フルビマーリさんの
インタビューをやったのをざっと読んで、
来年の自分の運勢を観る。占い特集なので。
魚座はだいたい来年は好調みたい。
細かい手続きを踏んで自分の運命数を出す、というような
占いが面倒なのですぐに放り出す。

お茶を飲んで、『ダ・ヴィンチ』に戻って
太田垣さんの連載を読むと
キシモトさんの代わりにセキグチさんが担当になっていて、
イラストがあまりにもそっくりでしばらくふるえる。
でも、まてよ。
背を高くしてTシャツを着せて、坊主でめがねをかけさせたら
即席セキグチさんのできあがりなのかも?
もういちどまじまじとイラストをみて、
にている最大のポイントは、背が高いせいで
ちょっとかがんだようになって話すあの姿勢だと気づいた。
動物園にいる何かを連想させるあの格好。なんだっけ。

そういえば、10月末はセキグチさんと呑んでないな。
こんど深夜に電話してみよう。ひひひ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/03

11月1日 グランマガザン

「グランマガザン」撮影。
スケジュール上の不安はさておき、
今日のスタッフはたいへんよかった。
デザイナーさんカメラマンさん、みんな感じがよくて
一緒にがんばろうという雰囲気。
それぞれがベストを尽くすすばらしさよ。

しきりの方が「不慣れだけどプライドはある…!」
という独特の雰囲気を出していたので
カメラマンさんとこっそり予想しあう。
「彼、多分26才か27才で、転職経験があって、
この会社では日が浅いけどがんばってる最中ですよ、きっと。」
そのあと、カメラマンさんが何気なくプロフィールを聞き出すと
まさにその通りだったので、内心膝をうつ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/11/01

10月30日 疲れと回復

久々に12時間以上寝ました。
でも唇の周りにできたぶつぶつは
ひっこまない…。疲れか?冷えか?

いずれにせよ、今日は絶好の回復日和。
お風呂に入って着替えてどこかに出かけて
散歩して、おいしいものでも食べましょう。

沼地のある森を抜けて"』梨木香歩 読了。
評価は高いみたいだけど
すーっと世界に入っていけないところがあるんだなぁ。
多分比喩表現の使い方との相性が合わないんだと思う。
でもあの「ぬか床」に集約されていく感じは何となく分かったし
とてもユニークだと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/17

9月17日『親子の時間。』校了

この2週間、宝島社の『親子の時間』というムック作りのお手伝いをしていました。
実質10日で特集17pをつくるという暴挙(?)に
おつきあいいただいたチーム・ジーニアスのみなさんありがとう。
りゃうこ、がんじろう仔、麻里子、くまちゃん
(がんじろう仔、あなたの名前は変換しづらさナンバーワンです。)
私の最大の能力は、能力ある人に助けてもらえるということなんだなと実感。

取材中もいい話をたくさん聞いた。
子育てって「親育て」なんだな〜と思った。
私も子育てしたい(しかるべき段階を踏め、と常に言われる)。

『親子の時間。』は10月1日、宝島社より発売されます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/16

9月14日 緊張のあまり

日中、バリバリと音を立てる雷に負けないつもりで
汗だくで原稿を書く。夕方には晴れるはず。

きもののコーディネートを考えるのが最大の気分転換。
ピンクの格子柄、茶に白のドットのやつ、
もう単の時期だけど待て待て、まだ今日は暑いぞ…
帯は?小物は?
つぎつぎと開かれるたとう紙にじゃれつくハナ。
「こらっ!」とにらむと向こうの部屋に退散した。

風呂に入ってとうとうリアルバー初日。
緊張する。とても緊張する。
会場の最寄駅まできて「帰りたい」と思った。
そして緊張のあまり、途中にある立ち飲み屋に
ふらふらと入りそうになった。
しかし大人なので帰るわけにも飲んだくれるわけにもいきません。
会場について、まずスパークリングワインで口しめし。
はあ、緊張する。

始まってみればなんのことはない。
皿を下げる、料理を出す…
もともと接客は大好きだったのだ。
みなさんも楽しんでくれたようだし、
よかった〜。
おいしいワインを一本買い、家路につく。
東京の夜の空ってなんとなく藍色がかっている、と思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/03

8月31日 和歌ネエ全力疾走

朝飛び起きてから「ところでなんで頭が重いんだっけ?」と思う。
ああ、呑んだのか。問答無用でシャワーを浴びて動きます。

今日は『R25』別冊の撮影なので、
日頃やりつけないことばかりをやる。
オーブンフル活動、コンロフル活動で
大久保スタジオ(といってもマンションの上の階)に
様々なものを運び込み、調理、撮影、調理、撮影のくりかえし。
今日はスタイリストによしこちゃんが来てくれたのでとても楽。
オークボさんもご機嫌です。
プロセスカット用にきものに着替えてくると
オークボさんしみじみと
「きものの色合わせはいいんだよなぁ」と言う。
”は”ってなんだよ、と思ったら
料理のスタイリングもそのくらいのセンスを出せということだった。
私、そんなにマルチにできませんことよ。

夜、新宿でカレーを食べて帰るときに
もう一度そのことを話して考えてみる。
きものは色と質感の取り合わせで楽しんで選んでいるけど
食べ物は食べたときのことしか考えていないのが原因のようだ。
そりゃしかたないね。

ドアを開ければふとんから甘い誘惑。
化粧を落とした自分は偉い、と思いながら眠りに落ちていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/09

6月2日 無念なり、ジャック・ジョンソン

単行本の撮影で銀座へ。
午後いっぱいで撮影は終わり、
夜は国際フォーラムでジーラブ&ジャックジョンソンの予定。

しかししかし、撮影は予想以外に長引き、
終わったのは深夜であった(なぜ…)。
ふらふらしながら
カメラマンさんの車に同乗し、自宅へ戻る。
おなかが空いたような、食べたくないような。
これで去年の秋に胃が弱ったのを思い出して
あえて台所に立つ。
のこっていた玄米を昆布だしと一緒に雪平に入れて、弱火でくつくつ。
大根、人参、ねぎ、なめこ…
いろんな野菜をすこしずつ刻んで入れて、雑炊にしよう。
あとはカマスの干物と、つくりおきの
ゆでたまごニンニクしょうゆ漬け。
しみじみとかみしめる深夜の食卓である。
すべての疲れた人の冷蔵庫に
ゆで卵のニンニクしょうゆ漬けとカマスの干物が入っていますように!
と神に祈り寝床に入る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/22

5月15日 愛がなくても喰ってゆけます。

午後からひろふみくん、りゃうこさまの新居でインタビュー。
駒込界隈の静けさに心引かれ、
ゴミ出しルールの厳しさに青ざめる。
インタビューしながら、いつかはパートナーと
ぜひこの二人のような関係を持ちたいものだ、と思った。

今日の電車の友はよしながふみ「愛がなくても喰ってゆけます。」と西島大介「世界の終わりの魔法使い」。
「愛が〜」は優れたエッセイコミックであると同時に
杉並区民にとっては心引かれるグルメガイドとなっている。
もう一冊買って、この店どもは回らねば。
「世界の〜」は、さっくりした絵柄がかわいらしく
深いテーマをもったファンタジー作品。
どちらも強力におすすめ。

巣鴨駅前の沖縄料理居酒屋で晩ご飯。
海ぶどう、ゆしどーふ、生ビール。
12時ごろ帰って、コミック選定のつづき。
ここのところの三冊に比べると、どれもイマイチ弱いなぁ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/21

5月14日 美容整形から小三治まで

朝から美容整形取材。
でも電車の友はひきつづき「どいつもこいつも」。
自衛隊員はやたらと走っている、という一説を読み、
体力つけるにはやっぱりランニングしかないのか、と思う。

今日の先生は、この業界には珍しい「素」の顔の人でした。
受付の方ががんがんいじってる分、よくわかった。
やっぱり顔いじってるのって分かるなぁ。某歌手とか。
淡々と二重の構造について聞く。
取材後、ぺこぺこのおなかを抱えてヴェトナムアリスへ。
食べさせられたり、飲まされたり、急に半絶食になったり。
私が胃なら、上司に訴えてやるところだが。

急いできものに着替え、中野ZEROホールで小三治。
連れはブラッセルズ寄席からはしごだって。
どうりでビールくさいや。
ホールは遠い。寄席で落語を見たいな。
寒い。雨もぱらつくのでぬる燗で温まって帰る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/20

5月13日 スイートポーヅ、どいつもこいつも

さすがに寝過ごす。10時起床。
今日がゴミ出し日でないのはなによりだった。
午後、神保町へコミック選定のための買い出し。
つきあってくれた友人は「書泉ブックマート」の
オタク度におびえていた。
その後、神保町スイートポーヅの水餃子から
竹橋jiro'sのコーヒーで休憩。ごちそうごちそう。
神田界隈は、祭りのにぎわい。神輿が誇らしげに飾られている。

その後、銀座から恵比寿へまわり、美容整形(プチ)取材。
女医さんのどこまでも伸びるまつげに絡む
ダマダマのマスカラを見ながら、
「ガッツがある人だなぁ」とぼんやりした気持ちになる。

移動電車の中で、雁須磨子「どいつもこいつも」読む。
自衛隊の女子隊員のほのぼのラブコメ。
花とゆめコミックで途切れていたのがワイド版で新装完結。
80年代〜90年代を「花とゆめ」で過ごした人にたまらない、
良心ある時代の白泉社らしい作品。
思えば、恋愛がメインではない少女マンガの楽しさを示してくれたのが
「花ゆめ」であった。
川原泉が再ブームの予感ということもあり、
眠れるオタク心を秘めた皆さんにはぜひおすすめしたい。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/12

4月5日 「酒肴道場」は続く

20050403154655朝から酒肴道場の撮影。
今日も寝不足だけれど、この撮影のときはいつでも
がばっと起きる。
なれない仕事だからかな。
上手にできるか心配だからかな。
そして終わると30分くらいは放心しているのが常だ。

オークボさん「すぐ終わる連載だと思ったんだけどね、続くね」
毎回これを言われる。
私もこんなに続くとは思わなかったが
(色モノ扱いかな、と思ってた)
意外と人気があるのだそうですよ。
それも大久保写伯の写真がすべてを決めている。

撮影に入るときのオークボ家の台所は見事なまでに片付いている。
普段は家の台所なのに、匿名性すら感じる片付き具合。
まっさらな半紙を前に筆を持ったような気持ちになる。
そして、集中を高める。迷いのないように。
迷いのある料理はまずいので。
自分がつくりたいように、食べたいようにすれば、
オークボさんは必ずそういうふうに撮ってくれる。
私の持ち味を分かって生かしてくれるのが、オークボさんなんだから。
今日も頼みます。よろしくお願いいたします。

メニューを決めるにあたっては
1、酒にうれしい味で(おいしい)
2、誰でもつくれて(簡単)
3、意外と見栄えがする(自慢できる)
以上をテーマに、酒飲み人生を豊かにできそうな肴を考えている。
基本的にはうちに集まる人が喜んで食べたメニューから
選んでいるので、誰でもおいしいと感じる…はずだ。
簡単なのはぜったいだから、普段は
台所に立つのがおっくうな人でもやってみてほしいなぁ。
つくるのって楽しい、って思ってほしいなぁ。
ついでに、酔っぱらうだけじゃないお酒の楽しさも知ってほしいなぁ。

「あら、あなたにしては必死なんじゃな〜い?
お酒は楽しく、肴は気が利いてればいいのよ。要はね。」
と和歌ネエが笑っている。
あたしもなれないことやると緊張しちゃうのよ。
でもまあ、試食するとちゃんとおいしいからいいわよね?
「おいしけりゃいいのよ〜」
そうよね〜。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/05

3月29日 手紙をかきたくなった

4872902157.09.LZZZZZZZ
夜、仕事をちょっと抜けて
木下綾乃さんの個展へ。
手紙を書きたくなったら
を読んでいたら、むらむらと手紙がかきたくなって
おてがみすとの友達に手紙を出して
さらに綾乃ちゃんに手紙をかきたくなった。
移動の電車の中ではがきにペンを走らせて、
本の感想やお礼などを書き連ねる。
やっぱり手紙っていいなぁ。と思いながら。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/22

3月15日  たぎって、迸る

akiko_seki最近目覚めが悪いのはすべて花粉のせいにする。
すっきりしないので家中の掃き・拭き掃除。
ぞうきんがけが精神療法のように気持ちいい。
実家からの宅急便のお裾分けをしにいって
あとは原稿に次ぐ原稿。
夕方、家を飛び出し電車に乗る。

関さんの展覧会「ねつ」があるということを会期の終わり近くに知った。
今日が最終日。
降りたことのない駅は郊外住宅地の顔をしていた。
江田駅から246をぽてぽて歩いて「ナチュラルガーデンプランツ」へ。
ヘンプやオーガニックコットン、野菜など小さな西荻のような建物だ。
関さんは一番奥のカッパドキアのようなブースで展覧会をしていた。
水彩シリーズ「ゆるむ」からはじまって、
地の底からわき上がってくるような作品群。
「たぎって、ほとばしる」
という言葉が腹の底からわきあがってきたので
そのまま伝える。
作者にはきちんと伝わったみたい。

ほうきや室内履きなど(私はかわいい室内履きに目がない)
で物欲も満たし、上気した気持ちのまま電車にのる。
恒例のコミック選定をせねばならぬ。
ブックファーストか旭屋書店か。
しかしセンター街入り口の「NANA」新刊呼び込みの拡声器の声に負けて
電車に乗ってしまう。
吉祥寺へ。
ルーエでめぼしいと思われる作品を買いあさり、バスで帰る。

バスの中でさそうあきら「こどものこども」を読む。
10才の少女が妊娠・出産するという問題作…なのだが、
さそうさんの世界は閉塞感がなくていいなぁ。
ピュアで静かな世界が底に流れているからだ。
せつなくても、苦しくても、絶対に胸くそ悪くならない。
これってすごい。「神童」からこっち、私はやられっぱなしだ。

バスを降りて、「これってつわりだと思う」と
主人公のまねをしてみるが、バス酔いです。
子どものころから車で本を読むなとさんざん言われているのについやってしまう。

春の夜の散歩気分で家路につく。
月もおぼろ、梅が香る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/10

【NEWS】 「R25」をご覧ください

3月10日配布の「R25」をご覧ください。
和歌ネエ企画、定番の「bar25」、
不定期連載の「酒肴道場」に加え
「定食道場」も開催しております。
よろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/28

2月某日 ニョルタ、サイゲンジ、すばらしい日々

brunoに髪の毛を切りに。
そしてそのあとは一緒に東北沢「バルエンリケ」に
ご飯を食べにいく約束をしていた。
そこに、ちょうど沖縄から帰ってきたサイゲンジも合流して
やたら陽気な呑みになる。
マッシュルームのニンニクオリーブオイル炒め、シャコの炒め、
ハモンセラーノ、カジキのソテー、ムール貝…
おおいに食べ、呑み、わあわあとしゃべる。ラテンだのう。
沖縄ツアーについて、ヘアメイクの才能について、
(私の髪を切ってくださる佐藤みゆきさんは、
人をビジュアルからプロデュースする天才!)
和歌ネエ活動について。「R25」、サイゲンジは風呂場で読んでくれているらしい。

一緒にいるだけで気がばーっと上がっていく感じ、
そして人には見せないけれど、
自分の深いところはどこまでも掘り下げている気配。
やはり人気のあるアーティストなのだな。
スピードと深さの両方がある。

そしてここですばらしい発見が。
先日涙した「すばらしい日々」のギターの正体が判明した。
おそらく、トニーニョ・オルタではないか?とのこと。
おお、マツモニカも大好きなブラジルのギタリスト、かのニョルタ氏か!
(みゆきちゃんは、この間の来日までトニー・ニョルタだとずっと信じていた)

ニョルタ!ニョルタ!といいながら下北沢の街を徘徊し、
たいへん気持ちよく遊び、帰る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/22

2月15日 溺レる

DSC00248_1関口さんの日記サイト読む。
溺レる」のコメントににやり。
「官能」にふさわしい小説をあげよ、といわれたら
私はこれを一位に推すと思う。
仕事のメールの緊張感はありつつも
近況を知らせるメール、仕事を通して出来た人間関係。
大事にしたいもののひとつです。
今月のおすすめコミックについてやりとり。
監督不行届」を薦められる。
彼女もちあるいは彼女がほしいオタクは必読。
それにしても、はずさないなぁ、安野さん。

今日は昨日の遅れをひたすら取り戻すことに専念。
(睡眠も、仕事も。)
「グランマガザン」関係すべて終了。
つくづく徹夜って非効率的だ。
もうぜーったいにやらん。
しかも、R25編集部の人たちは、私の箱根行きを
バレンタインデーのデートだと思っていたらしい…
そんなに潤ってるように見えるのね?おほほ。

夕方、たっぽんにきてもらい、仕事を手伝ってもらう。
たっぽん、なみどんの絵をもってきてくれる。
10月の末、広島を訪れたときに好きになった絵。
たっぽんの遠縁の女の子(小4)が描いた絵なのだけれど
なんだかとても魅力的だったので
無理を言って譲っていただいたのだ。

今週いろんなことがぎりぎり。
ちょっとなぁ。早くこの波を越えてしまおう。
来週はもうすこしゆっくりしていたい。

せめてご飯だけは、とおもいつつ、
野菜いろいろのやきそばで簡単にすませる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/21

2月14日 箱根でヌアラとラリックと。

DSC00240徹夜してしまった…
ハードになる覚悟をきめて、
原稿を送信し、電車に乗る。
7時過ぎの電車は、私にとってはかなり早いのだけれど
すでに通勤の方でいっぱいだった。
乗り換えでかろうじて座れてほっとする。
しかし、こういう時につくづく思うのだ。
世の中の人ってなんて働き者なんだ!

本日は「フィガロ」撮影。
モデルのカーチャと少し話して、あっという間に寝てしまう。
千石原はススキ野原。
まず「ヌアラ」の撮影。寒いけれどあくまでもフレームの中は春。
モデルって大変だ。

つづいてラリック美術館へ。
事前説明を聞いていたけれど、実際に足を運ぶと
もっとすばらしいところだと分かった。
ふつうの柱にさらっと本物のラリック装飾が施されていたり
巨大な天然木をくりぬいた展示ケースがあったり、
洗面所でさえも、一枚の画のように窓からの風景がきりとってあったり。
さりげなく豪華なしかけがここかしこにある。
(ガラスに彫刻をほどこした雀が遊ぶ「雀の間」に入って
「ここが私の理想の居間です!」と言ってしまった。)
ラリックの感性って本当に日本的!
この人にきもののデザインをしてほしかった。
プロジェクトリーダーの方に「ラリックの茶室」をリクエストする。

それにしてもここは、植物などの自然環境がとても贅沢。
某銀行の幹部用保養地を美術館用地に転用しているので、
すばらしい自然が手つかずに近い状態で保存されていたらしい。
寒冷な気候の中でじわじわと何百年かけてそだったであろう
庭の樹の皮に苔がついて、銀色に輝いている。
笹藪の中を流れる川に、梢をすかした陽がおちてきらきら輝いている。
人の手では生み出せないもの、
生き物に宿る品格というものを
きちんとリスペクトしてるんだな。
お金をかけてものをつくるってことは本当に責任の大きいことだ。

おもしろいのは、展示物を眺めた後に庭を眺めると、
ぜんぜん違う美しさに見えてくること。
ここは、自然の中から美を選りだして、
作品に高めたラリックという人の、頭の中のような場所なのではないか。
と、ふと思う。

オリエンタル急行の本物が展示してある、とか
カフェのご飯もおいしい、とか
あんまり美術に関心がない人でも楽しめるような気配り、とか
たくさんいいところはあるけれど、
多分ここの一番の財産は
ラリックの視点から世界を観るきっかけを与えてもらえるっていうこと。
3月下旬にオープンするので、
箱根の水が温むころにまたでかけてみようと思う。

箱根ラリック美術館
http://www.lalique-museum.com/
(最近、リンクを張るためのアイコンが表示されないんです。
なぜ?知っている人がいたらおしえてください)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/02/10

2月3日 エイメイ先生と「ノラや」

hanaa6おそくなった仕事の帰り、縄のれんの店によって
銀ダラの粕漬けと熱燗を注文する。
お通しと一緒に出てきた煎り大豆を間違えないように、とあわててトシの数だけ食べていたら、
たぶんおなかがすいているように見えたんだと思う。
太巻きもちょうだいした。
切ってあったにせよ、太巻きだったので、何もしゃべらないようにして急いで食べた。
ますますおなかがすいてるように見えたかもしれなかった。
すぐに魚がでてきたので、ゆったり食べるようにした。

久しぶりの店なので近況を報告しながら
ほかのお客様の近況もうかがう。
ジャムちゃん亡き後エイメイ先生が気むずかしくなってしまわれた、など。

先生の手が震えているのはわりとよくあることだ。
けれど、この間先生と会ったときに、
「ジャムちゃんはお元気?」といつも通りの挨拶をしたら、
先生はしわしわの手をぶるぶるさせながら、
「ジャムちゃんは、死にました」
うつむき気味できっぱりとそういった。
その後、先生は、指で目頭をぬぐって杯を干していた。

ペットロスというと簡単だけれど、簡単な言葉では片づけられない
深い深い絆がそこにはあったのだ。

扉を開けるとつんのめりぎみに走り寄ってくるネコを抱き上げてしばしその絆のことを思う。
ふとんに「ノラや」を持ち込んだ。

☆本日のおすすめ「ノラや」「御馳走帖」内田百閒
ノラや中公文庫
御馳走帖中公文庫

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/07

1月31日 試作の日?

呪いをかけられたようにねむく、起きられない。
特技が早起きだなんてもう二度といえない…
原稿を何本かすませ、予定時刻からだいぶ遅れて美里家へいく。

駅前の高級スーパーでいろんな食材をどっさり買い込んでタクシーで乗り付けると
…美里先生も寝込んでいた。
本当は「ニュートラル」用の試作なのだけど
お茶を飲みながらいろんな話をする。
私の切れの悪い状態を心配してくれているのがわかるのだが
これは、自分で一生懸命決めるというよりは
何かが降りてくるまで待たなければならないことだという気がする。
降りてきやすいコンディションを作るには、どうしたらいいのかな。
問題とは関係のないところで動きまわることかな。と思う。
自分の内側に対流を起こすのだ。それまでは注意深くすごそう。

「ニュートラル」用のメニューはだくだくと話をしているうちに決まってしまう。
かなりかわいらしい写真が撮れる予定。いいぞいいぞ。
気心の知れたスタッフでものづくりができる楽しさだけの仕事だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/05

1月29日  酒肴道場

iromuji2…はっ!とアニメかマンガのように目がさめる。
9時だ。11時までにすべてのことをやらなければ!
風呂を沸かしながら半襟をつけ、野菜を刻み、
化粧をしながらお茶を沸かし、
帯を結びながら撮影用のスタイリングを考える。
いつもこうやってお茶を飲み忘れてしまうのだ。
冷めゆくお茶をひとくちのんで
スタジオ(上の部屋)に向かう。
慣れないと料理の撮影は大変だなぁ。
しかも「プロセスカットはきもので」ときている。
この次こそは、きちんと準備したいと思う。

夕方までに撮影を終え、
経堂のホームパーティへ。
巨大なホームシアターのある立派な家だった。
自分の家、というものについて考えるが
まだ夢想でしかないな。

環状八号を通りかかるいう友人の車にのり
ワープするかのように自宅へ帰り着く。
帯をほどいてばたん、と寝る。
あー、ねむかった!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/01/27

1月20日 絹の味

kinu朝。ねむーいと思いながら時計を見て、
「燃えるごみの日だった!」とふとんを跳ねのける。
外には準備体操中の地下足袋のお兄さんたちの集団。
あー、間に合った、と部屋に戻ると
三角形にめくられた掛け布団が
「よくおきられたね!」とニコニコしている。
今日も快晴。

天気予報を見ると、庄内地方に暴風警報。
あー、こりゃ「ふく」な。
地吹雪、というものをごぞんじない人に申し上げるが
豪雪より強風のほうが怖いのである。
地吹雪。白い悪魔。
たとえ晴れていても、たった2メートル先を走る車のテイルランプが
かすんでしまうほどの雪の台風。
積もった雪が強風に舞い上がり、地表数メートルだけ
息もできないような吹雪になる。
子供のころは、国道で吹雪やみを待って車の中で寝ていた人が
凍死するニュースが普通にあったっけね。
藤沢周平ファンにはぜひあの気候のことも知っておいてほしいと思う。
(鶴岡は藤沢周平の出身地なので)

関東の青空にしみじみと感謝しながら、
昨日適当に仕掛けておいた煮物をひょいひょい、とつまむと
笑っちゃうくらい祖母の味がした。
体はすごい。
無意識に味を伝えている。
お里が知れるというのは、悪い意味で使うことが多いけれど、
こういうのはいいと思うな。

【絹の煮物】のレシピ(祖母の名は絹といった)

続きを読む "1月20日 絹の味"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/01/21

1月14日 普通の一日

pict00018時におきて「日本語であそぼ」。
8時半にざっと掃除をして、9時に仕事を始める。
「R25」原稿を二つやって
ごはんを軽く食べて(玄米、味噌汁、サトイモの白和え、とろろ汁)外出。

バスを待って吉祥寺へ。
久しぶりのフブキにて仕事。
19時ころに終わってまたバスで帰る。
老人が、電車を好まずバスを好むのがちょっと分かる。
比較的ゆれないし、階段を登らなくていいし、
要は、目的地まで平らな線で結んでくれているような感じがする、
電車よりもバスのほうが徒歩の延長の感じがするのだ。

晩御飯はもやしとキムチの和え物、
キムチ納豆、
長崎の焼き鯖。ごはん。おみづけ、らっきょう。

コミック選定、読書
パソコンの仕事などしてねる。
衝動買いした「「血脈」と私」を読む楽しみは先送りにして
わくわくといっしょに布団に入る。
流行のエンタテイメントではないので
みんなに薦めるというわけにはいかないかもしれないけど
「<血脈
」は何度読んでも面白い、すぐれた小説だ。

エンタテインメントがやわらかくて誰にでも好まれるハンバーグとしたら
上等のステーキ、とでもいったらいいか。
いや、むしろアワビ?
さーっと読み流せないかみしめて味わう面白さ、
何代にもわたる一族の数奇な運命。これは
カラマーゾフの兄弟
ねじまき鳥クロニクル
に匹敵します。
小説の醍醐味って、きっとこういう作品に出会ったときに使う言葉だ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)