2009/10/21

ぶらぶら

朝、「しゃきっと」から大きな荷物が届く。
やさいだ!
競争のように小芋をふかして、春菊をさばいて、菊をゆでて、いんげんをゆでて、春菊をゆでて、
わあわあと着替えて国立劇場に向かう。新作歌舞伎、人間豹。染五郎さん宙をぐるぐるまわる。サーカス顔負けの宙乗りではないか。
前作で見られたショッカーっぽい動きは減っていた(ああいうときに、同世代だなぁと思う)。
終演後、豹の鳴き声が「吉野石膏」のタイガーボードCMの声と同じだ、と思った。

お茶して、麹町の牛豚専門店「太田屋」で肉を買う。
挽きたての合挽500g、ソーセージとウインナー、ボロニャソーセージ。
ここがおいしいと麹町在住のマダムに聞いた。そしてそのマダムとは外国人に料理を習うクラスで知り合ったのである。あいや〜、私もマダムっぽいわ〜(笑)。

四谷から歩いて帰る。
家族の晩ご飯は、春菊天ぷら、春菊と菊のおひたし、小芋の揚げ煮。
私は、青山のイタリアンでお祝い事の遅めの会食。
豚の耳の前菜と鹿のカルパッチョ、わーおわーお。
シンプルな紅芯大根と木の実のサラダも印象に残った。
近く再訪したい。
オークボ父さん、マラソン初参戦するという。ランナー心にやや火がつく。

今日の着物は、今時期の庄内の自然の印象をそのままにうすーい水色の袷に、紅葉の帯。
でも中は夏襦袢のまま。東京は暑い。

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2009/10/02

福山、秋田、鶴岡

海外から帰ってきた知人と食事。曙橋「てんぷら荘司」。
小雨は降っているが、ここは季節と照らし合わせても塩沢紬に菊の帯だろう。
おみやげに若松河田の民芸品「備後屋」でカレンダーを買っていく。Sさんは備後屋(普段から私はここでよく買いものをしている)の縁戚なのだ。もうひとつ、おみやげに鶴岡の町人まちマップも。旅に来たがってくださっているので。

腕のある人の手にかかると、食べ物はみな美しく、美しい食べ物はうまい。
秋田からやってきた舞茸やピーマン、サバのくんせい、
そのとき、その場所でおいしくいただける機会に恵まれたことがすばらしいなぁと思う。
なにもかもうまし。Sさん夫妻の顔もにこにこと、始終和やかで、つまりは欠けるものなし。
川面に放たれた小石のように飛平泉をすいすい飲む。

Sさんからはご実家のお菓子屋のケーキをいただく。
ふるさとからはるばるとお使い物をくださったことのなんとうれしいことか。
体の中に秋田の山の香りを感じ、備後/福山の風情を思い浮かべながらぽちゃんと寝る。

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2009/09/30

栗をめぐる夜話

夜、栗と梨を持て余したオーサワがやってくる。もらったものの忙しくて、手がかけられないのだという。ちょうど冷蔵庫には生鮭の切り身が3切れ。お礼がわりにばんごはんを食べていけば?
デイルをのせて、タマネギのスライスと一緒に紙包み焼きにする。
しまささげと舞茸の煮物と一緒にビールを飲みながら焼き上がりを待ち、鮭と一緒にシャンパンをあけ、家族が戻ってきた頃合いで〆にイカチヂミを焼く。散歩がてら地下鉄の駅まで歩いて別れた。

流しには水に浸された栗が残った。
ちょうど「くりくり坊主Ⅱ」が届くところだ。いいタイミング。
そういえば、よしこちゃんと話しているときも栗の話になった。クラヤミ食堂のために栗を1000個剥いているという話。くりくり坊主の話を伝えたら、悲鳴に近い声で「あと500個はやく知りたかった」って。そんなもん知りませんわ。
もうひとつそういえば、オーサワによしこちゃんのケータリングを紹介したら、大好評なんだって。よかったよかった。

それぞれの話が栗の周りを三周して、バイバイ!とそれぞれの方向に歩き去っていくような夜。
というのはよい秋の夜ということ。あとは静かにふけゆくだけだ。

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2009/09/18

インタビュー掲載のお知らせ

2009.9.10東京電力の情報サイト「テポーレ」にインタビューが掲載されました。
『大人の食学 手料理』

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2009/09/03

晩夏のつよがり、ぎょうざ3枚

いかめしを作ろうと洗っておいたもち米が異臭を放っていた。
確かに、ちょっと後回しにはしたけれども、何もそこまでという感じではある。
しかたがないので、とりあえずイカをさばいておく。おまじないのように酒をふっておく。

夜はひさびさに餃子腹だ、ということになり、ばんごはんはラーメン屋で餃子3人前と肉ピーマンいため、ソースやきそば。
蛍光灯のあふれるクーラーの効きすぎた店のテーブル席でむしゃむしゃと餃子と生ビールの反復運動を行う。
不倫中年カップルも、ホストもホステスも、みんな同じ餃子やラーメンを食べている。
食べて眠って、いつかは死んでいくイキモノが、このひととき、蛍光灯の下で無心に口に食べ物を運んでいる。
こういう平等、私は好きだ。

夜風が冷たい。
昼間の蝉の声は夏の最後の強がりなのだな〜と思う。それともち米の腐敗も。

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2009/09/02

ハクビシンと遭遇

朝、強制的にくだものをたくさん食べる。りんごなしぶどう。
1週間くらいやってみて、体調の変化をみてみよう作戦。

日中は台所の片付けをしたり、レシピうちをしたり。
(果物がやたらはいっているのでめちゃ詰めのだめだめな冷蔵庫になりつつある。)
いかめしをつくろうと思ったいたのをあっさりあきらめて、
夕方からひさびさに岩盤浴。ひさびさすぎて回数券の期限を越えそうになっている。

ばんごはん。
野菜の揚げ浸しと牛たたき(まだ撮影用が残っている)のとろろがけ
こんにゃくのピリ辛煮、きゅうりぬかづけ、はんぺんのハムチーズはさみ焼き(これも撮影ののこり)。

そういえば、先日、うちのうらにいたうなぎ犬のような動物はハクビシンではないか。
メインクーンよりひとまわり大きく(長く)、手足の先としっぽの先はまっくろ。胴体が猫より長い。
残る特徴は顔の白斑なので、次に会ったら顔を確認しよう。
なんでハクビシンかわかったかというと、
目撃後すぐにmixiで問いかけてみたら、つぎつぎと書き込みがあり、解決したのだった。
こういうとき、ネットってすごいね。

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2009/09/01

ジェルネイルと◎クザ

爪がとても薄いので、ジェルネイルと出会ってから大変助かっている。
のばすわけにはいかないので、定期的にネイルサロンに通っているのだが、
この間、お隣の席におじさんが座った。
その筋の人なのである。
知り合いに爪のケアをプレゼントしたらしく
「こいつはめずらしく10本(指が)揃ってるよ」とか言っているのである。
そして、店の前を通りかかった知り合いの業界人がサロンに入ってきては
世間話を始めるのである。
「ほにゃらら組のなんとかさんがのう」
「義理を通すっちゅうことだろう」
声大きいし、そもそもほかの客への気配りが足らない。

私、こういう時はすばやく眠ってしまう特技を持っています。
その人たちが帰った後に目を覚ますと、
「和歌さん(○クザがいるのに)すごいですね〜。口を開けて寝てましたよ」
口を開けて…それは…ちょっと、恥ずかしかった。

ばんごはん。芋煮、キャベツとプチトマトソーセージの煮込み。
うむ、芋煮はすばらしいのう。
味の決めてはごぼうと酒をおしまずに入れることだと思う。
ひとまず撮影ラッシュは終わった。
ぼーっとしています。

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2009/08/30

フクモリ、anyのことなど

夕方から馬喰横山の「フクモリ」へ出かける。
このカフェのことは、フィオーレソフィッタのさっちゃんが参加する女子クリエーター軍団「any」との関わりで聞いていた。山形の3つの旅館とコラボした山形カフェ&イベントスペースであるということも。
090829fukumori

フクモリはFOILギャラリーの横の建物にあった。入り口が大きく開かれ、音楽が演奏されている。
そして、感度の高そうなおしゃれな若者たちがたくさんいて、飲んだり食べたりしていた。
私は時間に制限があり、お目当てのピアノ演奏は聴けなかったのだけれど、夕方の外出に満足。

ひさびさのさっちゃん。幸せそうであった。
よしこちゃんの新しい家族とも初めて会う。
松山ケンイチみたいな、感性と柔らかくてしぶとい軸を感じる青年であった。

夜、期日前投票を済ませてしまう。

ばんごはん。
がんもどきとししとうの煮物、
牛肉のたたきタマネギときのこといっしょに。
だだちゃマメ。ツナサラダ、撮影ののこり。
海老出汁のみそ汁。家族「寿司屋のみそ汁だ!」と喜ぶ。
これは甘エビの刺身にしたときに、殻をそのまま冷凍保存しておいて、出汁をひいたのをつかった。
セロリ少々を入れたらうまくくさみが消えた。

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2009/08/29

愛すべき週末へ

『soup.』撮影。
初めてのスタッフで挑む撮影は予想より2時間はやく撮り終わった。
友人に新しいアシスタントをお願いしたのだが、
見事に私ができないことが得意な人でした(つまりは整理整頓とお片づけね)。
仕事の上でも、なんと理想的なことでしょう。
彼女の母親としてのたたずまいに惚れ込んでお友達になってもらった経緯がある。
子供を愛し、守るというぶれない軸をもった静かで強いたたずまい。そのお子さんの目は、この世にもあの世にも開かれた、夜空の色をした美しい目の子供であった。

しばらく休んでバスに乗って新宿に出、ぶらぶらする。
一日中家から出ず、体にこもった何かが発散されていくよう。
歩きまわるのがよいのだ。
金曜の夜のにぎわいを体にまぶしつけ
デパートで髪飾りをひとつ買い、再びバスに乗って帰る。
秋に郷里・鶴岡で仕事をすることが決まり、友達に電話する。
エスモールでトークショーですって(驚)。
できるかわからないけれど、また気軽に引き受けちゃったよ、私ったら…。

ばんごはん。
まぐろの残りとわかめ、撮影ののこりを並べる。
さっぱりしたものが食べたくて、冷やしトマトとキュウリ。
今日のスタッフは撮影物を持ち帰ってくれたので冷蔵庫の中がすっきりしている。ありがたい。

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2009/07/02

甲府→鶴岡→東京

駆け足で1週間がすぎようとしています。
甲府から一瞬東京に戻って30分でパッキングと着替えをすませて飛行機に乗った。
おじいさんや同級生やお役人さんやテレビの人や料理人、いろんな人と話した。
ひさごやにはあと少しで手が届かなかった。

江戸時代の空気を残す荒物屋「森茂八商店」にて、
町人まちファンクラブ(仮)のためのメンバー集めをかねてお茶。
次代の森茂八によれば、私は、学校に来ない人として有名だったそうだ。驚いた。
まぁ登校拒否から拒食まで、いろいろ流行を先取り(?)したけれど…。
ここでお茶をしているだけで、近所のおじいさんたちが入れ替わりたちかわりするので、昔の話を聞くことができるのは大きな収穫。
森茂八商店の軒先で、江戸の町並みと、昭和の女郎屋と芸者屋、国民学校に通う少年と戦争の照明弾と廃線になった電車、登校拒否の少女が交差する。


夏の庄内も食べた。
朝6時から温泉「ゆぽか」にはいっても、8時45分の飛行機に余裕で乗れる。
ああ、いいところだよ、鶴岡。

メールの返信、たくさんしていない。すみません。今日から明日にかけてPCに向かいます。


森茂八商店
http://www.aramonoya.com/(通信販売あり)
http://aramonoya.blog113.fc2.com/
次回ここにきたら、蛇の目傘か日傘(和傘の日傘がある!)を求めたい。

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