2009/01/19

山本貴志さんのピアノを聞く

ピアノがまだ身体の中で鳴っている。

大宮からさらに新交通システムに乗って
ピアノを聞きに行ってきた。
山本貴志さんという1983年生まれのピアニスト。
ショパンコンクール4位入賞、とか
体全体を使った演奏、漏れ聞こえるブレス、鼻歌などグールドを彷彿とさせる演奏スタイル(でもグールドを知らない幼い頃からそういう演奏だったそう)とか
そういうことも情報としては大事なのだけれど、

そういうことよりも、
音楽「を」呼吸し、ピアノを制圧するのではなくて、ピアノと共同作業で音楽を作って行くような演奏は
人の芯からゆるがすようなものだった。
特に、ショパン!あれを聴くのと聴かないのでは人生が違うのではというくらい。
今日のホールがマイナーだったこともあり、客の入りはイマイチだったのがまぁなんともったいなかったこと。
後ほど、面識を得る機会を得るが、その感動をうまく伝えることができなかった。

彼のショパンコンクール時の演奏がCDになっているのだが
もうそこからかなり飛躍しちゃっているので
今年中に出る予定のCDに期待しているところ。早く出ないかしら。


本日の演目
モーツァルト/ソナタハ長調KV330
  アレグロ・モデラート
  アンダンテ・カンタービレ
  アレグレット
ショパン/ノクターン第2番篇ホ長調op.9-2
幻想即興曲 嬰ハ短調op.66
舟歌 嬰ヘ長調op.60
スケルツォ第3番 嬰ハ短調op.39

シューベルト/即興曲 変イ長調op.142-2
ラフマニノフ/ソナタ第2番変ロ短調op.36
アレグロ・アジタート
  ノン・アレグローレント
  リステッソ・テンポーアレグロ・モルト


山本貴志さんプロフィール
* 1997年 第12回長野県ピアノコンクールグランプリ受賞
* 1998年 第52回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第3位入賞
* 2001年 第70回日本音楽コンクール第3位入賞
* 2004年 第56回プラハの春国際音楽コンクール第3位入賞、「ヴァレンティーナ・カメニコヴァー特別賞」(最年少ファイナリスト対象)を受賞(チェコ、プラハ)
* 2004年11月 第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール5位入賞(ポーランド、ビドゴシチ)
* 2005年5月 第4回ザイラー国際ピアノコンクール優勝、ショパン作品最優秀演奏賞受賞(ドイツ、バイエルン州キッチンゲン)
* 2005年10月 第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位入賞

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2009/01/18

小澤征爾&新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会

母と一緒に小澤征爾指揮の新日フィルを聞きに行く。
ハイドンってもっと腰の重いような印象だったのだけれど
軽やかで、きりっと切れ味のよい演奏だった。
全体的に、キラキラした糸が出てきて、身体の中を通っていって不思議と整うような感じになった。
音楽で、身体の方が調律されるといったらいいか。気持ちよかった。

帰りはだいたいの方向だけ合っているでたらめなバスに乗って地下鉄の適当な駅で降りるという遊びをする。
暗闇の中をぶっとばしていくバスというものは
身体の奥底からざわざわと何かが目覚めてくるような感じがある。

【小澤征爾&新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会】
(プログラム)
ハイドン作曲協奏交響曲変ロ長調 Hob.I-105
ブルックナー作曲交響曲第1番ハ短調(リンツ稿・ノヴァーク版)

* 指揮:小澤征爾
* オーボエ:フアン=マヌエル・ルンブレラス
* ファゴット:河村幹子
* ヴァイオリン:豊嶋泰嗣
* チェロ:花崎 薫
* (以上、新日本フィルハーモニー交響楽団 メンバー)

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2008/04/14

魂をゆさぶる男

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魂をゆさぶる男、Mr.スマイリー、Mr.ノースリーブ、Mr.ノープロブレム。

はい、ウルフルズ20周年記念公演を見届けに、武道館に行ってきたのです。
友人がファンクラブに入っているおかげ。ありがたい。
武道館まで歩くか走っていきたかったけれど、長時間の公演が見こまれたため(シングルをほぼ全曲やるというプログラム)自重。
そのかわり、午前中の国領買い出し、昼からの荷物受け渡しは歩く。引っ越しのときに買ったカートが大活躍。

観客の盛り上がり(グッズ販売の行列が門の外まで続いていた)に比べると
ウルフルズメンバーはちょっとお疲れ気味、というか疲労がたまっていたのではあるまいか。
渋谷公演のときにくらべて目の下の隈がふかかった。

あの、べたべたな男女の役割、構図が決まっているウルフルズの世界はちょっと、いや、かなり照れくさい。
やんちゃな熱血男とあたたかく見守るかわいい女。ザ・スタンダード。
これが心に響く、広く受け入れられるのは、みんながこういうのをいいなぁと思ってるってことなんだろう。反面、こういう男や女でおれない現実もあるってことでもあるだろう。
私に響くのは、”ふたり”の歌より”ひとり”の歌の歌詞から透けてくる生きるポジション、
アメリカンロックに根ざしたリズムと音(だよね?)、そして
男の子が集まって楽しくやっている!というあの雰囲気そのものだなーと思った。

おそめの晩ご飯
チキンマカロニグラタン(リクエストがあった)、キャベツとひじきの梅サラダ、
ウルフルズの余韻でビールをごくり。
目の裏には、靖国神社の若い青葉の色がちらりちらり。

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2008/01/24

ボビー・マクファーリンの魔法

きれいな音楽が聞きたかったのだ。小さなウソをついて地下鉄に乗ったのだ
(早朝取材前日の夜遊びは、反対されると思ったので)。
白い息を吐いて、雪が雨に変わった中を走り抜けて錦糸町すみだトリフォニーホールにたどり着いた。

ボビー・マクファーリンはヴォイス・パフォーマーのみならず、今やすぐれた指揮者でもある。
音楽を、すって、はく。ボビー・マクファーリンは音楽で呼吸していた。
「合奏は、楽しい。」
いしいしんじさんの小説『麦ふみクーツェ』の一説が、心に浮かぶ。
響きとリズム。音楽の玉手箱。ヴォイス・パフォーマンスはやっぱり魔法としかいいようがない。
新日フィルの演奏も、ジョセフ・リンのしなるような演奏もすばらしかった。
天井に近い席からは個々の表情までは見えないけれど、
オーケストラの人達が伸びて縮んで、ぐるぐるまわって、きりきり駆けのぼって、ほころんでいる…ということがわかった。ジョセフ・リンのバイオリンは、時折馬になって風の向こうに走り去っていなないていた。私も一緒に伸びたり縮んだりぐるぐるまわったりした。
誠にため息の出るような時間をもらった。

合奏は、みんなで音楽をすって、はくことだ。
音を出しながら、周りと合わせて、響きをふくらませていく。
ボビー・マクファーリンのすごいところは、オーケストラだけでなく、客席にもその楽しさをプレゼントしてくれることなのだと思う。
ああ、ああ、ほんとーに豊かな時間だった。

【セットリスト】
レナード・バーンスタイン「キャンディード」序曲

モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第五番 トルコ風」
第一楽章〜第三楽章

ヴォイス・パフォーマンス

メンデルスゾーン「交響曲第四番 イタリア」
第一楽章〜第四楽章

アンコールいろいろ

ボビー・マクファーリンのCDリスト

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2007/12/26

オスカー・ピーターソン

夕刊でオスカー・ピーターソンが亡くなったことを知る。
18で東京に出てきて、本当にジャズがかっこいいなぁと思い、
さらに初めて「この人の演奏が好き」と思ったのがオスカー・ピーターソンであった。
だから、オスカー・ピーターソンというと、あのはじけるようなタッチをBGMに
その頃すんでいた下高井戸、その後にすんだ三鷹台の畳の部屋と梅林の風景が浮かんでくる。
そういえば、はじめての恋人と聞いていたのもオスカー・ピーターソンのレコードであった。
オスカー・ピーターソンはそんなこと知ったこっちゃないだろうけれど感謝の気持ちをこめて追悼。今では箱に収められてしまいっぱなしだけども、あのレコードはよく聞いたなぁ。

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2007/11/21

オペラ「オルフェーオ」を観る

北とぴあ「オルフェーオ」を観に行く。
(マントヴァ公がつくらせたから、タイトルがイタリア語になっているけれど、私たちには「オルフェウス」のほうがおなじみですね)
結婚したとたん毒蛇に噛まれて死んだ美貌の妻を黄泉の国にとりかえしにいくが、
「けっして振り返ってはいけません」を守れなかったばっかりに…残念!という
ギリシャ悲劇に題材をとったオペラの古典中の古典。これを、当時の古楽器編成のオーケストラで再現するという企画。
死んだ妻を黄泉の国へ取り返しにいく、という筋立ては、古事記にもある。こういうのって不思議と世界中で同時発生する。古代神話の不思議。

演出家の笠井賢一さんは、ここで「能」をもってきた。か、かっこいい…
衣装は狩衣と、能衣装がモチーフ。望月さんの色づかいにノックアウトされる。

そもそも、最初にキタローネがかき鳴らされたとき、すでに鳥肌が立ち、涙がわいてきた。
掲げられる横断幕をみつめながら、1607年のマントヴァ初演に思いを馳せる。
そのころ、日本では能が公式芸能になり、野郎歌舞伎(歌舞伎の原型)が発生していた。
マントヴァでは、オペラが生まれようとしていた。
それから400年。私たちは同じものに涙し、興奮しているのだった。

神様役(黄泉の国の神様夫妻とアポロンね)はみんな能衣装で出て来て、最後に、神様(共同演出/能楽師の野村四郎さん)がひとさし舞って、フィナーレ!
祝福であり、浄化であり、昇華である舞の力。
なんども鳥肌がたった。もちろんオペラ歌手の皆さんもすばらしかった。
あー、すごいものを見た。
これはぜひ再演してほしいし、ヨーロッパで上演しても評判をとるだろうな。
そういう舞台。

帰ってからアマゾンにCDも注文した。たのしみです。

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2007/07/05

音楽を聴きながら

ここのところ、久々に立て続けにCDを買っている。
中でもヘビーローテーションの予感がするのは
畠山美由紀さんのニューアルバム。

ノラ・ジョーンズのプロデューサーを迎え云々…で
買ってみよう、と思ったのだけれど
ギターと歌が主体のシンプルな音で、思いのほか好みでした。
「浜辺の歌」なんかがさらっと入っているセンスもステキ。
畠山さんの深い声、聞いたことがないひとはぜひ。
夏の午後に、風通しのいい部屋で、カンパリソーダなんか飲みながら聞きたいアルバムです。

それと、UAのアルバムもけっこう聴いています。

本格的なジャズで、エロっぽいサックスの音に
15年前の吉祥寺「ファンキー」や「サムタイム」
「ジョンヘンリーズスタディ」などをうろうろしていたころを思い出した。
当時、大人の音楽はジャズ!と思いこんでいた気がする。ふふ。
10代の背伸びは、かわいらしい。

これ↓と交代でかけていることが多いです。


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2005/08/31

8月29日 豆千代さん、村上ゆきさん、仕事に負ける

昨日は西荻のコーヒーやで
豆千代さんとばったりお会いした。
好きな人と同じ店を使っているというのはいいものですね。
取り置きのきものを忘れていたようなので
改めて伺う予定。申し訳ない。忘れてばっかりの私です。

夜は村上ゆきさんのライブへ。
包み込むような音楽世界と潤む声、だと思っていたんだけど。
ドライな、大人の女っぽさで売る方針なのかなぁ。
上手く言えないけれど、
以前、私が心を突き動かされた演奏と変わっていたみたい。
同行の友人も同じような感想を持っていたから音楽って不思議。
「上手さ」と「よさ」って近いようで、何かが決定的に違うのかもしれません。

今日は、きのうほけほけと遊んだしわ寄せがきてる。
しかも気が散って、片付けや掃除がしたくなるビョーキがでた。
仕事が片付かなくて遊びをドタキャン。
しかたがないので、深夜まで試作をつづける。
うーん、できると思ったんだけどなぁ。
こういうのを仕事に負ける、とよんでおります。

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2005/08/18

8月13日 ボファーナ、マツモニカ

恵比寿ガーデンプレイスにフリーライブを観に行く。
ついでに「シャンブルクレール」で
ビアスタンプラリーのはんこも押してもらうのだ。うひひ。

ざざーん、ざざーんと風が渡っていく屋外のライブ、
気持ちよかった。
初めて聞いたボファーナもさわやかで、かわいくて。
ゲスト出演のマツモニカとの相性もすばらしかった。

音楽ももちろんだけど、ステージから伝わってくる何か、
みたいなものってとても大切だなと思う。
こちらにどんどん浸透してくる圧力のようなもの。

夕方、「鉱石ラジオ」の沼田くんやAZUREの大谷さんと待ち合わせて
シャンブルクレールでビール。
音楽好きの友達で集まるのってちょっといい感じ。
みんな別の仕事をしているし、音楽と関係ないことを話しているんだけど
共有できる繊細な感覚がはっきりとあるのって幸せです。
みんなでもう一度ボファーナとマツモニカを観て、解散。
またライブで会おうね。

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2005/06/16

6月9日 その2 ファイト

まだまだ「ファイト」を見続けている。
見るどころか、たまに泣いている。
主人公が逆境に生きるのはまさにドラマの王道。
最近、主人公の弟のしゃべり方のまねができるようになったんだけど
誰も分からないからつまらない。
誰かジョン子ちゃんの首の振り方を共有できる人はおらんかね?

さて、もともとこのドラマを見るきっかけになった音楽のサウンドトラック「ファイト」をiTuneに落として聞いているのだけれど、これが案外よいのよ。
参加アーティストにBOSSA DO MAGOメンバーが含まれているってことは、まぁもともと好みの音になる可能性が高いわけなんだけど。
榊原大さんのメロディー、美しいなぁ。
この間、和敬塾できいた「thanks」も入っていた。

最近、つまってきたら聞いているのは
このCDとハイロウズ
です…
ヒロトと民生とトータス松本の声を聞くとうれしいって
結構ベタですけど。夏の昼間にハイロウズってむちゃくちゃ合うと思う。
汗かきたいなぁ、と思うのだ。

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