福山、秋田、鶴岡
海外から帰ってきた知人と食事。曙橋「てんぷら荘司」。
小雨は降っているが、ここは季節と照らし合わせても塩沢紬に菊の帯だろう。
おみやげに若松河田の民芸品「備後屋」でカレンダーを買っていく。Sさんは備後屋(普段から私はここでよく買いものをしている)の縁戚なのだ。もうひとつ、おみやげに鶴岡の町人まちマップも。旅に来たがってくださっているので。
腕のある人の手にかかると、食べ物はみな美しく、美しい食べ物はうまい。
秋田からやってきた舞茸やピーマン、サバのくんせい、
そのとき、その場所でおいしくいただける機会に恵まれたことがすばらしいなぁと思う。
なにもかもうまし。Sさん夫妻の顔もにこにこと、始終和やかで、つまりは欠けるものなし。
川面に放たれた小石のように飛平泉をすいすい飲む。
Sさんからはご実家のお菓子屋のケーキをいただく。
ふるさとからはるばるとお使い物をくださったことのなんとうれしいことか。
体の中に秋田の山の香りを感じ、備後/福山の風情を思い浮かべながらぽちゃんと寝る。
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